布のほつれ止めとは

布は裁つと何もしなければほつれてきます。特に洗濯して使うものやバッグなど物を入れて使ったり、持ち歩いたりするものはしっかりとほつれ止めをしておかなければせっかく作ったのにボロボロになってしまいます。ほつれ止めの方法にもいろいろあり、生地や作るものによって使い分けます。

・ジグザグミシンやロックミシン
ジグザグミシンは家庭用のミシンでかけられます。中には裁ち目かがり用の縫い目がミシンに搭載されていることもあります。ロックミシンは縁をかがることが専門のミシンです。ニット素材などの伸縮性のある素材にも強く縫い目もきれいでほつれにくいのが特徴です。

・2つ折りでミシン掛け
布の切り端を2回折り曲げて巻きミシンをかける方法は裾の処理などで使われます。裏面もきれいで洗濯をしてもほつれることがありません。専用の押さえに変えてハンカチの縁のように細い巻き縫いができる三巻き縫いもあります。

・バイアステープで巻く
2つ折りすると厚みが出てしまったりジグザグミシンではすぐにほつれてしまうような生地はバイアステープで巻いて処理します。簡単に処理することができ、専用のミシンを買わなくてもしっかりとほつれ止めできるのでバイアステープは便利です。バイアステープを巻くことでデザインとして用いることもできます。

・ほつれ止め液
ジグザグミシンがかけられないような細かい部分のほつれ止めにはほつれ止め液を使うといいでしょう。リボンをカットして洋服に縫い付けてそのまま洗濯をしてしまうとリボンのカット面がほつれてボロボロになってしまいます。かと言ってジグザグミシンも無理ですし大きめの化繊のリボンであればライターで炙って溶かしてほつれ止めをすることもできますが、細いリボンや綿や麻の素材のリボンではそれも難しいです。こんなときにほつれ止め液を塗ると、塗った部分がボンドのように硬くなることなく乾いて固まりほつれなくなります。

ほつれ止め液でお手軽ソーイング

ほつれ止め液は塗るだけでいいので作業が楽になります。硬くならないので可動する箇所にも使え、透明なので作品のデザインを邪魔することなくきれいな状態を保ちます。水洗いやドライクリーニングにも強いので洗って使うこともできます。

・人形の服やリボンのアクセサリー、ガーランド作りに
人形用の服は小さく縫うのも一苦労ですがほつれ止め液を使えば縫う必要がないのでお手軽に作ることができます。リボンを使ったアクセサリーや切りっぱなしのほうがすてきなガーランドを作る時にもほつれ止め液が便利です。

・補修にも使える
袖のほつれ止めやボタン糸、エコバッグなどのナイロン生地や飛び出した生地の糸などに塗ると補修やほつれ防止として使えます。リボンの結び目がほどけないようにすることもできて便利です。

ほつれ止め液を使うときの注意点

縫いたい場所がある場合は液を付ける前に縫ってからほつれ液を塗布することです。塗布してから縫うと針が湿って上手く縫うことができません。それから特に気をつけたいのが、変色が起こる可能性があるということです。色が剥がれて薄くなってしまうことがあるので、使う前に試し塗りして色が落ちそうな場合はつまようじなどで少量ずつ塗るといいでしょう。