シルバークラフトとは

シルバーの成形方法は板状になったものや棒状になった地金を削って成形する方法や型を取り、溶かした銀を流し込んで成形する方法などがありますが、趣味で楽しむシルバークラフトと言えばシルバークレイ(銀粘土)を使って作るシルバークラフトが一般です。

シルバークレイとは純銀の粉末と水分、それにバインダーという結合材を混ぜて作られた粘土で見た目には紙粘土のような白い色をしていてシルバーのようには見えません。成形後に水分を蒸発させることで硬化し、さらに650℃以上の温度で焼くことによってバインダーが燃焼されて純銀のみが残り純度の高いシルバーアクセサリーが作れるのです。

簡単に成形ができる一方、シルバークレイを使うと焼成するときに10%ほど縮んでしまうのでこの点を考慮して成形しなければいけません。

シルバークラフトに必要な道具

シルバークレイを使ったシルバークラフトで必要になる道具をご紹介します。

・シルバーポット
シルバークレイを焼くための小さな窯です。固形燃料を使って焼きます。専用のポットをわざわざ購入するのは…という人はガスコンロに乗せて使うシルバークレイ用の網を購入するといいでしょう。

・ナイフ付磨きヘラ
シルバークレイの成形や乾燥後の削り出しに使います。1本で2役の優れものです。

・スポンジヤスリ/金ブラシ/ヤスリ/サンドペーパー
焼成後に磨きをかけるのに使います。粗いものから目の細かいものまで順に用意します。研磨剤などを使うとより光沢のある仕上がりになります。

・指輪木芯棒
指輪を作るときはこれに巻き付けて作ると作りやすいです。指輪ゲージがあれば指のサイズも測れます。

・いぶし液
いぶし液に浸すことで黒く変色していぶされたような質感になります。彫りを目立たせたいときに使用します。

シルバーリングを作ってみよう

シルバークラフトでぜひ作りたいのがリングです。縮むことを考慮してサイズを決めてください。

【材料】
・シルバークレイ
・心棒
・シルバーポット
・固形燃料
・ヘラ
・ナイフ
・鉛筆
・ヤスリ
・金ブラシ
・サンドペーパー
・クロス
・カッティングボード
・ドライヤー

【作り方】
1.シルバークレイをよくこねてカッティングボードの上で成形します。

2.心棒に巻き付けて輪にして繋ぎ目をヘラなどでよく均します。(繋ぎ目は端どうしを斜めにカットして合わせるときれいに繋げます。)

3.形が整ったら一旦ドライヤーで乾かします。

4.彫りたいデザインを鉛筆などで描き込みヤスリで削りながら彫っていきます。

5.成形が済んだらシルバーポットで焼きます。

6.冷めたら金ブラシで磨いた後にサンドペーパーをあて、クロスなどで磨いて艶を出しましょう。これで完成です。

こんなものも作れる

シルバークレイを使えばチョーカーやペンダントトップも作れます。ピアスなどのチャームや髪留めの飾りなどを作ってもいいですね。

石を入れて作ることもできますが、焼成時に変色してしまったり割れてしまったりする場合がありますから、同時焼成できる石と表記が無い場合は後で取り付けた方がいいです。その際には、穴を後で開けて接着剤で貼り付ける方法や爪を作っておいて石をはめて爪で押さえる方法などがあります。

自由な発想で自分だけのすてきなシルバーアクセサリーを作ってみてください。