タッセルとは

タッセルとは一般的に房飾りのことを言います。身近にあるものとしては家のカーテンを窓の端に寄せ留めておくカーテンタッセルがあります。そう聞くとどんなものかイメージが湧きます。他にタッセルが使われている場所はバッグやローファーの靴の飾り、ネックレスやイヤリング等のアクセサリー、バッグチャーム、スカーフやマフラー、テーブルランナー等です。

タッセルの歴史

もともとタッセルとはラテン語で留めることを意味する「tasseau」からきているそうです。基本的には糸を巻いたり編んだりして作られていますが、房状にまとめることのできる素材は多く、動物の皮や植物などをはじめとするさまざまな素材でも作ることが可能です。中世ヨーロッパで服を留めるために使われていた金具がタッセルの原型だとされています。また室内の装飾としても使われて来ましたが、最近ではアクセサリーとして身に付けるだけでなく、クラフトとして自分で作って楽しむ人も出てきました。

タッセルの種類

カーテンタッセルを見てみると、ロープの三つ編みタイプ、布の縁にパイピングを施したもの、大きなリボンがアクセントになっているタイプ、大きな花のモチーフが付いたもの、共布のフリルが付いたもの、布で三つ編みにしたもの、共布にフリンジを付けたものなどバリエーションが豊富です。

糸の種類を見てみると、刺繍糸、光沢感のあるミシン糸、綿100%の糸、スウェード紐、革などが使われています。

タッセルの作り方

ポンポンを作ったことのある方ならわかると思いますが、基本は刺繍糸を厚紙にくるくると巻き付けていき、中央をコードや同じ刺繍糸で縛ったら、上下の輪になっている部分をはさみでカットします。中央から二つ折りにする感じで房をまとめたら、中央を留めていたコードや糸を使って上部タッセルの1cmの箇所にくるくる巻き付けるようにして留めます。巻き付ける刺繍糸の量が多いとボリュームのあるタッセルになります。

また、買ってきた刺繍糸をほどかずにそのまま輪の部分を利用して作るという簡単な方法も紹介されています。これなら3分足らずで完成です。作り方を教えてくれるお教室もあるので、ご興味のある方は入ってみるのもいいでしょう。またタッセルメーカーという手芸器具を使うと色々なサイズのものが簡単に作れます。スモールサイズとラージサイズがあります。

タッセルの使い方

カーテンタッセルはカーテンを買った時に一緒に付いてきますが、ほとんどは共布で作られています。房状のタッセルはカーテン売り場にも売っていますので、それを使ったほうがよりフォーマルな雰囲気になります。ロープ、トリムの付いたもの、リボン、フリル付などのバリエーションがあります。房状のタッセルを使用するときの房を留めておくフック、房かけの位置は、共布で作ったものを使用するときよりもかなり上部に取り付けるようにするとバランスが良くなります。

他には、クラッチバッグの飾り、カルトナージュの飾り、ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーパーツとして身に付けて使います。

既製品のタッセル

カーテンに付けるとなるとやはり初心者にとっては大作ですから、お店で買ってしまうのが手っ取り早いかもしれません。また、カルトナージュやアクセサリー作りでタッセルがたくさん必要な場合はやはり既製品を利用した方がいいでしょう。房もきれいに揃っていますから、最後の仕上げで作品のランクアップができます。

クラフト用のサイズも色々あります。約2~7cmのものなどが良く見かけるサイズですが、素材も刺繍糸の単色、ミックス、スウェ―ド調のものなどがあり、2~3cmのものが16個で300円、バラで50円などお手頃です。

チャームとは

カバンのジッパーを開ける時につかみ易いように付いていたり、ブレスレット、指輪やペンダントトップとしても使われている小さな飾りのことを指します。ブランドのアクセサリーなどにもよく使われています。また最近ではハンドクラフトで色々な作品を作る際にも用いられ、使うチャームの種類、モチーフによって作品の雰囲気も変わります。小さくてもよくできているアンティ-ク風のものなどは100均でも手に入ります。

もとはラテン語のcarmenから来ているそうで、意味は「歌」です。

チャームの種類

そのモチーフにはたくさんの種類があります。アクセサリーに使われるのが殆どですから、やはり可愛らしく、きれいなものが多いようです。ハート、スマイルマーク、トランプのスペード、ダイヤモンド、クラブ、馬、羊、猫などの動物、妖精、ユニコーン、物語の主人公、フルーツ、月、星、LOVEなどの言葉、イニシャル、鍵、エッフェル塔などありとあらゆるものが売られています。

素材としてはジェムストーン、ゴールド、シルバー、パール、アンティ-ク風の金属製、プラスチック、樹脂製、ガラス、革、布などの他、光る樹脂素材などで作られていたりするものもあります。天空の城ラピュタなどの物語の主人公になりきれそうです。

チャームを使ったクラフト

チャームを使って何かを作ってみたいけれど、どんな風に使えばいいのでしょう。チャームを使ったクラフトにはどんなものがあるかを見てまいりましょう。

100均でも見かけるUVレジンクラフトにはチャームが欠かせない存在です。簡単なクラフトでもチャームをひとつ入れるだけで雰囲気が変わり完成度もアップします。チェーン+チャームで簡単にネックレスが作れますし、皮ひもと金属のチャームを組み合わせるのも素敵です。またブレスレットにもチャームを付けると揺れて可愛いですし、より華奢な感じがします。夏には貝殻の形のチャームもぴったりです。巻きスカートやショールを留めるピンブローチにも何個か付けるとおしゃれです。イヤリングの金具にひとつ付けるだけですぐにイヤリングが完成します。

大きさも色々ですが、大きなチャームはそのまま単独でペンダントトップになりますし、小さなチャームなら他のクラフト素材との組み合わせでアクセントとして使うと良さが引き立ちます。ビーズアクセサリーに小さな金属チャームを足したり、タッセルとつなげてみたり、多く使うとそれだけ華やかになります。バッグチャームにも最適です。

既製品のチャーム

チャームを売っているのはハンドクラフト材料のお店、スーパーの手芸コーナーをはじめ100円ショップなどです。とくに手作りアクセサリーに特化したお店などには種類も多く置いているようです。テーマは植物、生物、食べ物、季節もの等があり、石付、ブロンズ、大穴バチカン付、アクリル製カニカン付やトルコ製、イスラエル製等の珍しい輸入物も扱っています。専門店では流行を敏感にキャッチして色なども変更することがあるようです。売れ筋をいつも置いているということです。

手作りのチャーム

小さな小瓶にミニチュアで自分の世界を表現したボトルクラフトは小瓶そのものがチャームになっていたりします。大きなボトルで作る時にはチャームをパーツとして色々と使えそうです。

小さなレースを編んで、接着剤で固めれば手作りチャームの出来上がりです。ビーズなら小さなバッグを作ってバッグうチャームやネックレスにする人もいます。また熱転写シートを使ってペットの猫の顔を布にプリントしてチャームを作ってしまうことも可能です。

100均の糸やコードでできる基本のタッセルの作り方

糸や細紐を使って作るもっとも基本的なタッセルの作り方を紹介します。

① 作りたいタッセルの二倍強の長さがある厚紙かダンボールを用意し、中心に穴を開けます。
② 厚紙に糸を数回~数十回巻き付けたら中心の穴から別の糸を通して固結びします。紙から外し、両端の輪をカットします。
③ 中心を括った糸の結び目が内側に入るよう、糸束を半分に折ります。任意の場所で再度糸束をまとめて縛り、下を切り揃えれば完成です。

100均のレース編み糸でハンドメイドするタッセル

100円ショップのレース糸は色の種類が豊富です。1本の糸に何色も入っているマルチカラーの糸もあれば、ラメが入っている糸もあります。
繊細ながらまとまりのよい糸はピアスを作るのにぴったりです。タッセルを細く長めに作ればすっきりとした印象になりますし、短めにして明るい色の糸で作れば活発な雰囲気のピアスになります。
くびれ部分には細めのリボンを結んだりパールビーズをあしらうなどの装飾をしてください。上に丸カンを取り付けてピアス金具を繋げれば出来上がりです。

100均のスエード調コードでハンドメイドするタッセル

スエード調コードにも様々なカラーが揃っています。汎用性が高いコードですが、このスエード調コードで作ったタッセルではラリエットとバッグチャームをお勧めします。
バッグチャームの場合はトップの部分を括らずに丸カンでまとめ、ストラップ金具やボールチェーンを付けます。ラリエットは長いままのスエード調コードの端を結び、タッセルを括るときに中に差し込んで一緒に結んでください。どちらもくびれ部分にボタンやメタルチャームなどを飾るとめりはりが効いた印象になります。

100均のデニムヤーンでハンドメイドするタッセル

毛糸コーナーで売られているデニムヤーンは、毛糸と同じように編んで使えますが一般的な毛糸とは違いデニム生地を紐にしたような印象の糸です。
このデニムヤーンで作るタッセルは、ヒッピーファッションのような趣きがあります。下もあえて切り揃えずざっくばらんにしておくことでよりデニムヤーンの魅力が引き立ちます。
デニムヤーンのタッセルはかごバッグのバッグチャームや、同じデニムヤーンで編んだブレスレットがよく合います。ブレスレットにタッセルをつける場合、まずタッセルのくびれ部分に上まで隠れる程度の大きめなボタンを縫い付けておきます。くびれより上の輪になった部分に長めにカットしたデニムヤーンを2本通し、タッセルから出た4本のデニムヤーンで平四つ編みを編みます。手首の長さになったら4本を一結びし、タッセルにつけたボタンがくぐるだけの間隔を開けてもう一度一結びします。この隙間にタッセルにつけたボタンを通して手首につけます。
デニムヤーンにはブラック、インディゴ、ライトインディゴの三色ありますので、取り混ぜてタッセルを作ってもまた雰囲気が変わって面白くなります。

100均の引き揃え糸でハンドメイドするタッセル

ここで紹介するのはダイソーで販売している、レース編み糸ほどの太さの糸に小さなポンポンや毛束をつけた引き揃え風の糸です。美しい色合いとそれぞれについた雅やかな名前が印象的な糸で、人気のものは売り切れのままになっている店舗も少なくありません。
この引き揃え糸で作るタッセルはアクセサリーにしても可愛らしい印象ですが、ガーランドにして飾ると部屋の雰囲気をぱっと明るくしてくれます。
作り方はたこ糸などにタッセルを等間隔で結びつけていくだけです。糸の色に合わせてタッセルに細いリボンや毛糸を組み込んでも面白いですし、タッセルの合間にオーナメントを吊るすのも素敵です。自由に遊べる懐の深さがこの糸の魅力です。