フェルトでマスコット作り

1980年代に流行ったフェルトのマスコットは今流行りの羊毛フェルトのマスコットとは違い、シート状になったフェルトを縫い合わせて綿を詰めるタイプのマスコットです。今回はそんなフェルトを使ったマスコットを作ってみましょう。

フェルトだから簡単に作れる

フェルトは切りっぱなしでもほつれることが無く扱いが楽なのでマスコットも簡単に作れます。フェルトの上にパーツを取り付けるときには布用の接着剤やボンドで貼るだけでもOKです。フェルトは適度に厚みがあるので刺繍をするのも枠なしで楽にできます。

羊毛フェルトでできるマスコットとは

羊毛フェルトで作るマスコットは、羊毛のふんわりして細かい毛の感触を生かした手触りのいい小物です。動物の姿をしたアニマルマスコットに人気があるほか、スイーツなどのモチーフやカラフルなボールがアクセサリーにも用いられます。
羊毛フェルトの特徴は、染色された羊毛を針で突き固めていくことで色やテクスチャーが自在に出せることです。技術を身につければデフォルメされた丸い形のマスコットもリアルな見た目の動物も思うままに作ることができます。

羊毛フェルトでマスコットをハンドメイドするために必要な道具

羊毛フェルト手芸で最初に必要な道具は以下の通りです。

・羊毛フェルト用ニードル
羊毛を突いて固めていくための針です。通常の「レギュラー針」と、複数の針で作業をスピードアップできる「フェルトパンチャー」、仕上げに使う「極細針」があります。最初は「レギュラー針」一本あれば作品を仕上げることが可能です。

・フェルティング用マット
羊毛を突いていくと針が突き抜けることがあるので、マットの上で作業して針と作業台を保護します。スポンジ状のマットが多いですが、ブラシマットというものもあります。

・はさみ
・手芸用接着剤
・目打ち

これらの道具は100円ショップでも揃います。スターターキットを扱っている店舗もありますので、最初はそういったものを利用しつつ少しずつ性能がいい道具を買い揃えていくのもひとつの方法です。
また段々慣れてきたら、針から指を守るためのフェルティング用の指サックや、羊毛を混ぜたり作品の仕上げに使うブラシ、チャコペンなども用意していきます。指サックは革製の専門のものが安全性も高くお勧めです。

トレッシングペーパーで型を取る

裏が透けるトレッシングペーパーを使って作りたいマスコットの型紙を書き写します。書き写したらハサミで切り抜いてフェルトにチャコペンで型を取ります。チャコペンにはいろいろな種類がありますが、細かいパーツを描くことの多いマスコット作りには鉛筆タイプやペンタイプのチャコペンがいいでしょう。中でも時間が経つと自然に消えるペンタイプのチャコペンは水洗いをすることのないマスコット作りに向いています。

パーツを縫い付けよう

フェルトを型通りに切り出したらパーツを縫い付けましょう。縫い付けるには「たてまつり」や「ブランケットステッチ」といった縫い方で縫っていきます。

・たてまつりの縫い方
たてまつりはパーツの裏側から縫い始めます。パーツから出た糸が縦(垂直)になるように本体との境目に針を刺して縫い付けていきます。裏返すと斜めに縫い目が入ります。ステッチを目立たせたければステッチを長めにしてもいいですが、短めに縫った方がきれいです。幅を揃えて縫いましょう。

・ブランケットステッチの縫い方
ブランケットステッチは端を縫い合わせるときにも使いますが、フェルトを縫うときにはよく使う縫い方です。ブランケットステッチもパーツの裏から縫い始めます。次に縫ったすぐ横に針を刺し糸をすべて引き抜く前に縫い目の真上の本体とパーツの境に輪に裏から縫って輪になった糸に針を通してから糸を引きます。これで糸が本体とパーツとの境目に引き上げられます。これを繰り返してぐるっと縫ったら、最後に縫い始めの輪に糸を通して引っ張って2重になった糸を斜めに引き上げれば終了です。ブランケットステッチのステッチの長さも短い方がきれいに見えます。ステッチの幅は等間隔に揃えて縫いましょう。

さまざまなステッチで刺繍

太い線をいれたいときはチェーンステッチ、細い線ならアウトラインステッチ、きれいな1本線にしたいならバックステッチ、玉にするならフレンチノットステッチ、模様を入れるならクロスステッチやヘリンボーン、レージーデージーステッチなどのステッチで縫っていくと良いでしょう。

目の代わりに黒いシードビーズを使ったり、飾りとしてカラフルなビーズやスパンコールを縫い付けてもすてきです。他にも人形や動物のマスコットを作るのなら頬に本物のチークを塗ってほんのり赤味を帯びさせると温かみのあるかわいい表情を作れます。

縫い合わせて綿を詰める

表と裏の生地2枚を縫い合わせます。縫い合わせるときにはブランケットステッチが一般的です。綿を入れる口を開けておき、手芸用の綿を割りばしなどで奥まで詰めてから口を閉じれば完成です。ひもを縫い込んだり、丸カンを取り付けたりすればキーホルダーにしたり鞄などに吊り下げて使うことができます。

羊毛フェルトでマスコットをきれいにハンドメイドするコツ

羊毛フェルトを専用針で突きながらマスコットの形を作っていく手芸は、最近はよく知られるようになりました、手芸専門店に行かなくても100円ショップで道具や材料が手に入ることもあり、今では多くの人が羊毛フェルトのマスコット作りを楽しんでいます。
羊毛フェルトでハンドメイドできるマスコットについての基礎知識と、マスコットをきれいに作る方法をお伝えします。

羊毛フェルトできれいにマスコットをハンドメイドするコツ

ふわふわした羊毛をきれいに針でまとめてフェルト化させるには、いくつかおさえておきたいポイントがあります。

・ほぐした後の羊毛は手でまとめてからニードルで突く
手で丸める工程を省略すると中々きれいにまとまってきません。

・まとめても毛が立って表面がきれいにならない
立ち上がった毛を手で撫で付けながら浅めに針を刺していきます。どうしてもきれいにまとまらない場合は立った毛をハサミでカットしてください。

・パーツをつけたり違う色の毛を埋め込んだりするときに浮き上がってしまう
他の羊毛をつけていくときは接着面にあえて毛羽立ちを残してください。その上から針で刺して馴染ませると浮き上がりを抑えられます。

・顔パーツの配置がうまく決まらない
目測でつけていくと思う以上に歪んでしまう場合があります。パーツをつける前にチャコペンで印をしておくとほぼ正しい場所につけられます。チャコペンは水で消えるタイプが便利です。