100均の樹脂粘土で楽しむ

100均のクラフト材料として人気の樹脂粘土。粘土ですからいつでも手軽に作れる初心者の方にも優しいクラフト材料です。樹脂粘土は成形させて乾燥させることで硬化する性質を持っています。特別な技術や作業も必要ないので、手軽で安全に楽しむことが出来ます。そして、カラーバリエーションも豊富なので好みの色を混ぜて作品を作ったり成形した後でカラーリングを施すことも出来ます。ダイソーに売ってある樹脂粘土は白・黒・青・赤・黄・緑・茶・イエローオーカーの全8色が販売されていて、2種類以上を混ぜることでいろんな色を作り出すことが出来ます。色付けが必要なく混ぜるだけで色を作ることが可能なので初心者の方には嬉しい仕様となっています。

そしてもう一つ100均の樹脂粘土の良い所は、30gという容量です。これは小物作品を作るとき多すぎず少なすぎない最適な分量で余りや無駄が出にくいというメリットもあります。おまけに、100円というコストの低さです。手芸専門店などに買いに行くと粘土だからと言って決して安いものではありません。

樹脂粘土作品の第一歩

いきなり自分の思うような形を作るのは難しいのは当たり前ですよね。そこで、作る行程や感覚を掴むために良いきっかけとして「はにわ」を作り箸置きと爪楊枝入れを作ってみましょう。

材料は手ぬぐい2枚、麺棒、割りばし2膳、爪楊枝、マジックくらいの太さの棒、定規、木工用ボンド、やすり を用意します。

まずは粘土を伸ばす作業を行います。粘土は練った方が良いものと練らなくても使えるタイプがあります。しかし、この作品においては曲げたりひも状の形にしますので、よく練ってひび割れを防ぐように心がけてください。そして約3センチ幅に印を付けて定規を当てて粘土を切っていきます。次にマジックくらいの太さの棒に粘土を巻きつけて少しゆったり重なるところではさみを入れます。この後はにわの頭の部分となるように棒から少し粘土を上に出して、水を少しつけながら包んで丸く閉じていきます。これではにわの体はほぼ完成です。

次にはにわの腕を作ります。まず粘土を細長くしてほど良い長さで切ります。これで腕は完成です。あとはこの腕をはにわの体に木工用ボンドで接着します。あとは、乾燥させしばらく待ったあと、つなぎ目や小さなヒビがあればやすりをかけて綺麗に仕上げていきます。そして最後にニスを塗り乾燥させれば完成です。箸置きは腕の形やはにわを寝かせたりして使うことも出来ますし、爪楊枝入れならはにわの頭の部分をカットして空洞にすれば使うことが出来ます。

手際よく作品を作れるようになるまでは、思うようにいかず形にするまでに粘土がどんどん乾いていきます。乾ききる前に水に濡らした手ぬぐいを硬く絞って粘土を包み伸ばし棒で伸ばしながら使ってください。手ぬぐいは濡れすぎていると粘土が手ぬぐいにくっついてしまいますので、必ず硬く絞ってください。